税理士の勉強はTAC又は大原の資格学校へ通うのが一番。
通えないならば、通信(wed・DVD )で勉強。
それが税理士試験合格の王道だと思っていました。
大学院に行って科目免除という方法もありますが、残念ながら子育て中の身としては選択肢にありません(>_<)
税理士試験に独学は無謀と言われるが…
税理士試験は勉強したことがある方ならお分かりの通り、膨大な量の理論と計算からなります。
そのため、闇雲に勉強するのはまさに大海に羅針盤なしで泳ぎだすようなもの。
時間的・費用的効果を考えても資格専門学校を利用しての勉強が最短と言われています。
本当に専門学校のテキストや問題は理論立ててまとまっており、勉強には欠かせない存在です。
独学で勉強しようと考えたこともありませんでした。
しかし、前回ブログでも書いたTAC出版Cyber Book Storeで参考書類を購入するためアクセスしていた時に、独学者のためのweb講座「税理士独学道場」というものを見つけました。
税理士試験対策に絶大な実績があるTACの出版した独学用の教材です。
これはとても気になります。
税理士レギュラーコースと独学道場の費用と講義時間の比較
現在、税理士独学道場から出ている科目は、以下の3科目。
- 簿記論
- 財務諸表論
- 消費税法
時間のない独学者向けに効率よくコンパクトに学習できることを重点にしているため、独学道場はレギュラーコースとカリキュラムやweb配信の回数が異なります。
そして、私もFP3級合格時にお世話になった独学実績に定評ある「みんなが欲しかったシリーズ」をベースにしています。
ここでは簿記論、財務諸表論のみ比較します。
税理士 独学道場 簿記論・財務諸表論の内容
スタンダードコース 税込65,800円(模試等もセットになったプレミアムコース税込129,000円)
「みんなが欲しかった!税理士教科書&問題集」4冊(+web講義150分✖20回)
「個別問題&総合問題の解き方」2冊(+web講義150分✖4回)
「過去問題集」1冊(+web講義150分✖2回)
学習ガイドブック(質問カード5枚付き)
税理士 レギュラー一般web講義の内容
9月開講レギュラーコース 税込221,000円
基礎・応用講義テキスト4冊、財表は理論テキスト+1冊、トレーニング4冊の合計9冊(web講義160分✖52回、実力テスト160分✖8回)
★直前対策テキスト1冊(web講座160分✖9回、実力完成答練/直前予想答練160分✖3回)
★全国公開模試 1回
★合格情報レジュメ1冊(web講義160分✖1回)
独学道場には9月開講レギュラーコースの★マーク(実力完成、予想答練、全国公開模試、合格情報)のついたプレミアムコース税込129,000円があります。
税理士試験にのぞむにあたり、直前答練や全国模試を付けないというのはありえないので、9月開講レギュラーコースと独学道場プレミアムコースを比較した結果。
*簿記論・財務諸表論のケース*
費用:レギュラーコース221,000円ー独学道場プレミアムコース129,000円=差額92,000円!
講義時間(直前対策類を除く):レギュラーコース9,600分ー独学道場プレミアムコース3,900分=5,700分!
我ながら書き出してこれには驚きました。
すごく大きな差ですよね。
税理士独学道場のメリット、デメリットは?
まずは費用面でレギュラーコースと比べて92,000円も安くなります。
この差額で1月開講のミニ税法や他の科目の講義をプラスことも可能ですよね。
通常なら膨大な量の講義時間も独学道場ならば5,700時間(=95時間)も減らせます。
講義もweb講義の強みで通学のようにまとめて時間を取らなくても、10分や30分と隙間時間で学習が可能なこと。
その他メリット
- 入会金不要
- プレミムコースに申し込めば2018年4月以降本試験までTAC自習室使用可
- 2科目同時受講可能(4,000円割引あり)
- Cyber Book Storeの問題集セットが20%割引で購入可能
- web講義は24時間受講可能、0.8〜2倍速まで再生速度を調整可能、ネット環境があればどこでも受講可能
などが挙げられます。
私は2018年度に消費税法の受験を目標としているので、消費税法9月開講レギュラーコースと独学道場プレミアムコースで比較してみました。
*消費税法の場合*
費用:レギュラーコース147,000円ー独学道場プレミアムコース97,000円=差額50,000円!
講義時間(直前対策類を除く):レギュラーコース3,960分ー独学道場プレミアムコース3,150分=810分(=13.5時間)!
うーん、かなり魅力的です。
デメリットといえば、費用や講義時間が減るということは、独学道場ではレギュラーコースでは学習することを一部学ぶことができないであろうということ。
その部分がどれだけ試験に影響するか、ですね…。
他の受験生が知っていて自分が知らない項目があるというのは確かに不安な要素です。
そこで、考えを転換して、そもそも試験会場に全てを理解して知識を持っていける人が何人いるのか。
独学道場を完璧にマスターして、その内容で勝負する!と思い切るならば、税理士試験受験対策に実績あるTACが独学者のためにそのノウハウを注いだ税理士独学道場はとても魅力ある教材だと思います。
税理士独学道場その口コミは?
消費税独学道場プレミアムコースの購入を迷って、自分なりにインターネット上で口コミを探してみました。
しかし、ないんです。ほとんどその情報や体験談が…(:_;)
FP3級、2級ならば「みんなが欲しかった!シリーズ」の口コミがたくさんあります。
口コミ通りに、こちらのテキスト問題集のみで独学合格は可能でした。
税理士独学道場で勉強中という方のブログはいくつか拝見したのですが、その後の勉強成果や試験結果、その内容についての細かい記載はなく。
これはまだ税理士独学道場が2015年と比較的最近始まったからかもしれません。
TACのホームページに税理士独学道場利用者の感想や体験談がないかと探しましたが、現時点ではないようです。
口コミや体験談の信用度は不透明ではありますが、多ければ多いほど、それを元に自分で取捨選択できる可能性が広がります。
なので、現時点でほぼ口コミのない税理士独学道場は、購入して実際に学習してみなければわからない、というのが正直なところです。
税理士独学道場は、費用面でも時間面でも、とても魅力的な教材であることは間違いありません。
年数が経過して税理士独学道場のみで合格した方の口コミや体験談が増えれば、簿記論、財務諸表論、消費税は独学道場で十分合格を狙えるという風潮になっていく可能性も秘めています。
↓Cyber Book Store内の専用ページでは独学の悩みに対する回答や、テキストの試し読み、web講義の体験やカリキュラム詳細がチェックできます。
私もこちらをじっくりみて、メリットデメリット含め税理士独学道場を選ぶか、通常のレギュラー又は速習のweb講義を選ぶか、検討したいと思います。
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