税理士受験生として合格するためには、勉強する環境は大事です。
専念できればベストなのかもしれませんが、時間的にも金銭的にもその選択はありません。
私が勤務していた会計事務所では、勤続を続ける限り合格は不可能と判断した記事は以下に書いたとおりです。
転職の際に利用したサービスやサイト
私は退職後に転職先を探しました。
独身で、住む土地に特にこだわりがなかったので勤務先は全国で探しました。
ただ、全国といっても、やはり面接などの交通費を考慮するとあまり遠いところばかり応募することもできません。
- ハローワーク
- 転職サイト(リクナビネクスト)
- 転職サイト(エンジャパン)
- 転職サイト(マイナビ)
- 転職エージェント(名称はふせます)
こちらをメインに探すことにしました。
忘れられない転職エージェントの一言
まずは転職エージェントに、コンタクトをとりました。
理由は、ホームページに個人のキャリアの分析や、希望にマッチする企業の斡旋など、個別相談後にいくつかの会社を紹介する旨の記載があったからです。
予約した相談日にオフィスを訪れると個室に通され、30代の男性が入ってきました。
手には私が事前にメールに添付して提出した経歴書を持っていました。
そして、「あなたの勤務していた会計事務所は自営業でしょう。自営業で勤めたことはキャリアとはみられないんですよ。この程度のキャリアだとどこにも転職先がありません。まずは自営業ではない会社に勤務してキャリアを積んでからからじゃないとダメですね。」と言われました。
男性の口ぶりからは、自営業への侮蔑がありありと伝わって来ました。
そして、転職先がない、と言い切られるとは思いませんでした。
「そうですか。わかりました。ありがとうございました。」と早々に部屋を出て、私は一体、転職エージェントに何を期待していたのかと考えました。
確かに私は数年年会計事務所で決算や確定申告、監査対応をしただけで、決して華麗なキャリアはありません。
でも、ここまではっきりと門前払いされるほど転職先がない人間なのだろうか。
その日は、なんとも言えない惨めな気持ちになりました。
自分の力で仕事は探す
翌日、転職エージェントに頼らず、自分の力で仕事を探そう!と気持ちを入れ替えました。
自分のことなのに他人に頼りすぎていました。
拒絶されてショックを受けている場合ではありません。
転職サイトに登録し、希望の職種と業務内容を絞って、応募条件などもチェックしながら探しました。
リクナビネクストに全国規模の企業を見つけて応募したところ、書類選考と2回の面接で事務職として内定をもらいました。
結局、転職活動期間1ヶ月で1社のみ応募して、そこに内定。
ちょうど内定が決まって引越し直前にあの忘れられない一言をくれた転職エージェントから「転職活動の状況はどうですか?」という内容のメールが届き、「会計事務所のみのキャリアですが、〇〇企業に内定が決まりました。」という内容の返信をしました。
ささやかなイヤミです。
私、器小さすぎですね(^_^;)
何はともあれ早く転職先が決まってホッとしました。
転職先は自分の力で探しましょう
退職にも色んな理由があります。
結婚、出産、育児、病気、転居、職場環境や人間関係の悪化…。
なのに、なぜか退職というとなんだか負けたような、逃げたような、そんな負い目のイメージがあるような気がするのは私だけでしょうか。
どこかで負い目があると、動きが鈍化して、他者の評価を求めるようになります。
でも、他者の評価だけで一喜一憂していては、なんのために辞めたのか、そしてこれから働くのかわからなくなります。
転職活動をこれから考えている方、転職活動中の方は、必ず主体性を持って活動してくださいね。
前職やキャリア関係なく、熱意と意欲を汲み取って採用してくれる場所はきっとあります。
他者の言葉や不採用通知に動揺せず、妥協のない選択ができますように。
コメントを残す