簿記論・法人税法の合格から得た税理士試験合格で一番大切なこと

簿記論と法人税法の2科目を合格した際に気付いた共通のポイントがあります。

全科目合格していない私が秘訣というのもおこがましいのですが、参考になりましたら幸いです。

講師を好きになりましょう

恋愛的な意味ではありません。尊敬し、親しみの心を持つという意味(敬愛)です。

税理士試験の勉強は長く孤独です。

私は人見知りで積極的にクラスの友人を作る事もせず、同じ科目を勉強している友人はできないままでした。

孤独に勉強していると、志を持って始めたことでも途中で投げ出したくなることがあります。

休憩室で談笑している他の受験生がまぶしく思えました。

今日は復習もできてないし、勉強遅れがちだし、講義休もうかな…。

そんな時には必ず講師の顔が浮かびました。

2人の恩師

簿記論は若い男性の新人講師でいつも「miyakoさん、勉強の調子はどうですか?わからないところはないですか?なんでも聞いてくださいね」と休憩中や講義終了後に声をかけてくれました。

法人税法は長く講師を務めている50代の人気の男性講師でした。この方は受験生には全く声をかけてくれず(苦笑)、講義が終われば即退室。

特に字の汚さには人一倍厳しく、答えがあっていても一文字でも読めない字があれば容赦なくバツにされました。

全問正解だと自信満々で提出した理論の答案が0点で戻ってきた時の衝撃は今でも忘れられません。

まぁ、それだけ私の字が読むに値しないほど汚かったという事ですね。

熱血講師と冷血?講師。全く正反対でしたが、私は両名の講師を敬愛していました。

難関資格といわれる科目を合格した事、そして温度差こそあれ熱意を持って講義をしてくれている事。

最後は人で決まる

疲れた、学校に行きたくない、もう勉強を辞めたいと悩んでも「先生を失望させたくない。先生のために行こう」と重い腰を上げて学校へ通いました。

そもそも自分でしたいと始めた資格勉強なのに、”先生のために”というのも変な話ですよね。

でも、誰かのためにと思って頑張って、結局それが自分のためになるのなら、それはアリだと思います。

例えば、買おうと心に定めた商品があって行ったお店で対応してくれた店員さんが、何か気に入らない対応や口調だった時に、商品の購買意欲が無くなりませんか?

逆に、買う気が無くても店員さんの人柄や熱心さに心打たれてつい商品を買ってしまった事もないですか?

結局は、商品や勉強に付随する人の人柄や相性で選んでるんですよね。

講師を好きになれないと、3時間近くある講義は苦痛以外の何物でもありません。

好きな人と過ごす3時間と、嫌いな人と過ごす3時間。

どちらが楽しく時が経つのも早いかは明白ですよね。

そして、結果を出して相手に報告するのもやはり好きな人の方が何倍も嬉しいものです。

講義申し込み前に無料体験受講や講座説明会は必ず行きましょう

税理士試験の専門学校では定期的に無料体験受講や講座説明会を行っています。

受験科目が決まっているからとすぐ申し込まず、申し込み前に必ず参加することをお勧めします。

そこで実際の講師の講義を見て聞いて体験して、講師との相性を確認して下さい。

どうしても合わないと感じたら、通学では無く通信やweb講座への変更を検討しても良いと思います。

仕事や家庭の事情などで講義の曜日に選択の余地がなくて、講師の相性云々など言っていられない方もおられると思います。

それでも、時間があれば無料体験受講や説明会は行って下さい。

クラスの雰囲気や講師の講義の進め方を事前に知っているだけで、講義を受ける前の心構えができます。

人間には良い面も悪い面もあります。

講師の良い面、自分と合うと感じるところを見つけて、それで講師を好きになれれば、辛い時の勉強への頑張りが格段に違ってきます。

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