簿記論に合格した時の専門学校での講義の受け方

私は正直理論が苦手です。理論といいながら、まずは暗記前提なのが余計に苦手意識を加速させていたように思います。

そのため、基本的に理論と計算で構成される税理士試験の科目の中で、計算のみという簿記論は勉強前の心構えのハードルがとても低かったです。

簿記論は通学でTACへ通っていましたので、当時OLだった私は18:30に仕事を切り上げて、そのままTACへ行き18:50〜21:30までの2時間40分の講義を受講していました。

これから残りの科目を勉強するにあたって、簿記論合格時の講義受講方法を整理しておきたいと思います。

最大のポイント

  1. 予習はしない。
  2. 講義やテストの後はその場で即復習!→また今度や家に帰ってから解き直そうはナシ!
  3. テキストや問題集以外の独自のノート(間違いノート)は作らない。
  4. 勉強ができてなくても、0点になっても、講義やテストは絶対休まない。
  5. 受験初心者は講義を受けるときは後ろの席がオススメ。

専門学校での勉強方法(講義中〜講義終了後も含む)

仕事を終えて専門学校に到着、講義はミニテスト(前回の復習問題)→講義となります。

講師からも言われますが、予習は原則不要です。予習すると、事前に知っていることで心の余裕が生まれて、講義への集中力が低下します。

ミニテストの復習の仕方

ミニテストは10分程度ですので終了後、すぐに講師の解説があります。

その後回収されて、後日上位10名程度がランキングで教室外の掲示板に掲示されます。

ミニテストは1問でも間違えたら、講師の解説を聞きながらもう一度必ず解き直します。

ランキングをモチベーションのために利用しても良いですが、ランキングは乱高下しますし、最後の方はどうでもよくなってくる(失礼!)ので、参考程度に見るぐらいで良いのではないかと思います。

講義の受け方

講師の近く最前列の席に座って講義を受けると緊張感があり良いということで、いつも前の席に座るという方も多くいました。

ただ、私は後ろの方から講義を受ける方がゆったりと聞けたので、いつも真ん中より後方の席に座っていました。

後ろの席の良いところはもう一つあって、自分より前の席に座っている受講生の使っている文具や問題の解き方を見ることができることです。

例えば、定例試験を受けるときは問題に引く蛍光ペンを使い分けていることや、効果的な試験問題のホッチキスの留め方、使っている文具(紙はめくりにくいのでメクリッコや滑り止めジェルを使っている)など、小さいことから大きいことまでみなさん試行錯誤されていて、とても参考になります。

良さそうだと思う方法はどんどん取り入れて、それでスムーズに試験を受けられるならしめたものです。

本当は直接、受験経験者や受験仲間に聞ければ良いのですが、私は受験仲間がいなかったので、邪道ではありますが、後方席からそういうノウハウを目で吸収しました。

講義中はテキストの問題例文を解きます。講義中に「これは自宅で解いておいてください」と言われてとばした問題例文も必ず講義中にささっと自分で解いて答え合わせもしてください。問題例文は短いので5分もかかりません。

休憩時間の過ごし方

講義は2時間超あり、仕事の後は疲れもありどうしても眠たくなります。甘い飲み物やコーヒーは必須でした。

睡魔に勝てず集中力がなくなった時には、講義途中に5〜10分程度の休憩時間が2回あるので、机に突っ伏して寝ていました。

学生の授業中の居眠りみたいだなぁと我ながら思いましたが、5分程度の睡眠で頭がクリアになるなら、人目は気にせず休憩時間には寝てください。

トイレ休憩や寝る以外は、休憩時間終了まで先ほどまで受けていた講義のトレーニングをひたすら解きます。

トレーニングは基本的に自宅で復習するというスタイルで、講義中に講師と一緒に解くことはありません。

しかし、帰宅したら22時過ぎ。仕事に講義、移動時間と疲労困憊の身体はすでに勉強へのキャパシティはゼロに近いです。

絶対また明日…になって、復習が先延ばしになります。

解ける限りトレーニングは休憩時間に解いてください。そして、解けなかった分は絶対持ち帰りません。

講義が終わっても専門学校の自習室は22時まで開いています。

大変ですが、講義終了後は自習室へ移動し、受けた講義のトレーニングを全て解き終えてから帰宅してください。

講義後、即復習!

これをするとしないでは、知識の定着度が全然違います。

定例試験・模試の復習の仕方

1ヶ月に1度、定例試験があります。

自信がなくても、0点になっても、復習が追いついてなくても、受けてください。

別に定例試験や模試の点数が悪くても良いんです。

本試験にさえ合格できれば…。

試験会場に近い雰囲気の中で、受験生が一斉に試験を受けるということがまずは大事だと思います。

試験終了後の解説が終わったら、講義終了後と同じく、帰宅せずそのまま自習室へ移動。

再度、定例試験や模試の間違った箇所を中心に全て解き直します。

ここでも、即復習!

ランキングに入ると嬉しいものですが、ランキングだけで一喜一憂せず、即復習をこころがけてください。

私は法人税法のミニテストも定例試験も模試もランキングに入ることはありませんでしたが、合格できましたので、ランキングはあまり見ないようにしています。

講義を振り返って

講義終了後と定例試験後が勉強のゴールデンタイムでした。

一番脳も体も疲れている時ですが、後日復習と即復習では知識の定着度は段違いです。

講義中(休憩中)に復習、残りは講義や試験の終了後に専門学校の自習室で復習。

あとは当日は自宅でゆっくり休む。

そして、翌日から次回の講義までは、過去の復習というのが一番の方法ではないかと思います。

 

 

 

 

 

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください